デビッド・宮原

音程は母音で良くなる

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音程は母音で良くなる

音程は母音で良くなる

2026/04/06

ボイトレにおいて、子音と母音の関係について、だいぶ説明してきましたが、子音の悪行と母音の正義について(ちょっと言い過ぎ)もう少し説明します。

今回は音程についてです。

例えば、ピアノで短く「ド」の音を叩いてみます。

それを聞いて短く「ド」の声を出してみます。ピアノは鍵盤を叩けば正しい音を出せますが、我々、人間はどうでしょう・・本当に正確に「ド」を出せてるでしょうか。

実は短い音で、正確に出すのは困難です。もちろん、正確に出せる人もいますが、それは特別な能力です。

一般的には、子音で音を正しく取るのは難しいのです。

「ド」に母音を付けてみると、たちまち音が取りやすくなります。ピアノと一緒に「ドオー」と母音の「オ」を伸ばしてみると、スルスルとピアノの音に釣られて、音が合っていきます。「え?こんなにズレてたの?」とわかるはずです。

僕は35年、ボイトレをやってきて、音痴を治せなかったことはありません。

「音痴」は、人聞きが悪いので、「音程が不安定な人」と言い換えますが、

音程が不安定な人は、確実に音を子音で取っています。子音で取るのは誰でも、やってしまう当たり前のことですので、もっと的確に言うと、子音のアクセントが強すぎるのです。先ほども言ったように、「こんなにズレてるの?」と言う状態のままで、最後まで歌ってしまうので、結果、音程が取れない人のまま、なのです。

声帯を正しく使えた、響く母音には、共鳴する力があります。伴奏と共鳴しあって、正しい音程に、釣られていくのです。この感覚さえ身につければ、音程は劇的に良くなります。

これもまた、ボイトレでは出来るのに、自分一人で歌うと、上手くいかない・・

というパターンの一つではあります。それはやはり、「歌いたい」という欲望が、そうさせてしまいます。ちょっと窮屈かもしれませんが、自分に「母音で歌う」という課題を与えて、正しく歌う習慣をつけましょう。音程は、それでよくなります。

聞いてる人は、それで幸せになります。

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